京アニ放火犯人。当初、重体であったが、口がきけるようになって、初めて語った言葉。「今まで、こんなに優しくされたことがなかった。」この言葉が社会に重く響いている。おそらく歴史に残るような無差別大量殺人である。死刑は確定である。しかし、無縁社会。絆を断ち切った、個人主義社会。戦後の「家庭」は煩わしいばかりというような、憲法24条『家庭条項』(個人主義)の闇は『邪魔な命は消していい』という『優生思想』と絡み合って、現在の『母体保護法』(経済条項)と化し、堕胎奨励法ともなり、年間100万人(公称16万人)の堕胎という世界最悪の惨い社会問題を内包するに至った。また、冷たい社会の現出となった。
私には、今回の大事件も、最近の精神障害者の無差別殺人。通り魔殺人には、その社会的影響が大であるように思われてならないのである。彼らの減刑の口実にはならない。だが、私たちの社会的責任を、強烈に感じるのだ。
いじめはダメと言いながら、年間100万人を陰で殺す社会。文章や発言の切り取りをして、報道。特定の人物を抹殺しようとするマスコミ。素晴らしい人も活躍もあるけれど、もっともっと、いのちを輝かせるあり方があるはずだ!
どんなに自分の嫌いな人。苦手な人。意見の合わない人。政治的な対立のある人だとて、決して《人を、人のいのちを、貶めてはならない!》そういう行為を『優生思想』というのだ。いのちへの線引き。排除である。
令和元年から令和2年となった。いのちを大切にして行くべき、霊的な時代の幕開けである。だからこそ『いのち』に関して、暗示的な事件が起こるのだ。さらに、深く高く『いのち』を礼拝する、温かい、そして親切(深切)で、優しい時代にして行こう!
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